気づいた時はさほど気にも留めていなかった。
夕方になって痛みが増していた。
発見したのは、弁慶の泣き所の横に堅焼きせんべい大の赤い腫れ。
なぜか右足の膝下全体が痛い感じ・・・。
こんなことはじめてだ・・・。
痛くて昔の怪我を思い出した。
私はよく怪我をしている方だと思う。
それも、ちょっと転んで擦り剥いた程度の怪我はしない。
やる時はやる女だ。
私が覚えている中で一番痛かったのは、スノーボードで右膝の皿がずれた時。
それは、ボードをはじめて2・3年目くらいだった。
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場所は青木湖スキー場のゲレ食前。
初心者コースで斜度もなく、気持ちよく飛ばせるコースで事件はおこりました。(?)
私は特にコースの端が好き。
その時も日陰になってて氷っぽいインコースを攻めていました。
転ぶことも数える程度になっていたので、調子にのっていたのも事実。
「私は風!風になれたのぉぉぉ!!!」状態でかっ飛ばしていました。
ゆるいカーブを曲がった時、死角になっていたコース端・前方に初心者スキーヤーが4人。
まるで手をつないでいるかのような横並びの密着ぶり・・・。
私には経験が足りなかった。(スキーはやっていないのです)
判断が遅れて横に回避できない。
隙間をすり抜けるのは不可能。(みなさんボーゲンでした)
私が出した結論は、
“無理やり・絶対・何が何でも止まる!”
ブレーキは右膝でかけました。
エッジは全く使用していません。
そりゃぁぁぁ、皿の1個や2個なんて簡単に外れますよ。てゆうか割れます。普通。
後ろで不自然な転び方をして、膝を抱えてうなっている私に気づくことも無く、
初心者スキーヤー4人は楽しそうにおしゃべりしながら行ってしまい・・・。
私はボードに固定された足を抱え、
七転八倒を身をもって実演。
他にどうすることもできません。
少し前に追い越した“一目見て初心者とわかるボーダー”に、
「レスキュー呼びますか?」と言われるほどの、わかりやすい怪我人状態。
私は「大丈夫ですぅぅ」と答えるのが精一杯で、何も考えてません。
どのくらい転がっていたのか・・・、
両手で右足を抱えていたのですが、ふと、左足に触った時気づきました。
“お皿の位置が違う???外側にズレてる???”
よく、事故で骨が突き出てしまった人が一生懸命元に戻そうとする心理。
私、わかりました。
位置が違うと思った次の瞬間、“正しい位置にもどさなきゃ!!!”と・・・。
ちょっと足を曲げて左手で自分の右足を押さえ、勢いをつけて外側からお皿を押しました。
イメージでは、カーンッて音が聞こえるような勢いで・・・。
すると、さっきまでのどうにもならない痛みが無くなり、なんとか仲間と合流。
膝は2倍に腫上がっていましたが、時々激痛が走る程度。
その後小1時間ほど滑り、終了でした。
後日(実は1ヵ月後)、時々走る激痛が心配になり医者に行くと、
膝のお皿がズレて、回りの神経が切れているとの診断結果。
私の診察(?)は正しかったようです。
しかし、自分でお皿を戻した事は、かなり怒られました。
普通、素人が戻すと、お皿を支える方の骨が欠けちゃうんですって♪
今はもう膝の痛みは無く、ちょっと神経がつながりきってない感じがするだけです。
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そんな事を思い出しながら、
赤く腫れあがった患部に熱さまシートを2枚貼る。
明日には治ってるといいなぁ。


